退去前にやってはいけないこと9選|16回引越した転勤族が損を招くNG行動を解説
退去前にやってはいけないNG行動を9つにまとめました。退去予告の遅れ、勝手なDIY補修、立会いでの即サイン、ゴミの放置など、知らずにやると数万円損する落とし穴を引越し16回の転勤族が実体験で解説。退去で後悔しないためのチェックリスト付きです。
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退去で損する人には共通点があります。それは「良かれと思ってやったこと」が裏目に出ていることです。
私は転勤族として引越しを16回経験してきましたが、最初の数回は知らずにNG行動をやらかし、そのたびに余計な出費をしていました。退去連絡が遅れて家賃を1か月分よけいに払ったり、壁の穴を自分で適当に埋めて逆に高くついたり——どれも「やってはいけないこと」を知らなかったからです。
この記事では、退去前に絶対にやってはいけないNG行動を9つに絞って解説します。やるべきことより「やってはいけないこと」を先に知るほうが、損を確実に減らせます。読み終えるころには、退去で踏んではいけない地雷がすべて見えているはずです。
📌 結論(先に書きます)
- 退去予告を遅らせるのが最大のNG。家賃1か月分が消える
- 壁の穴・傷を自己流で雑に補修すると、かえって高くつくことがある
- 立会いでその場でサインすると、不当な請求まで確定してしまう
- ゴミ・私物を残して退去すると、処分費を別途請求される
- 入居時の記録がない・掃除をしないなど「準備不足」も損の原因になる
NG1:退去予告を後回しにする
退去で最もお金が飛ぶNG行動が、大家・管理会社への退去予告を後回しにすることです。
賃貸契約のほぼ全てに「退去の◯日前までに通知」という条項があり、多くの単身向け物件は1か月前予告です。ここを過ぎると、住んでいなくても翌月の家賃が満額発生します。月7万円の部屋で予告が10日遅れれば、空室なのに7万円を払う計算です。
引越しが決まったら、荷造りより先に退去予告を出してください。しかも口頭ではなく書面・メールなど記録の残る形で。タイミングの詳細は退去通知はいつまでに出す?で解説しています。
⚠️ 「言った」だけでは証拠にならない 電話で伝えたつもりでも、記録がないと「聞いていない」と言われかねません。メールや書面で日付の残る形にしておきましょう。
NG2:壁の穴・傷を自己流で雑に補修する
「退去前に自分で直しておけば安く済む」と思って、壁の穴やクロスの傷を自己流で雑に補修するのは危険です。
理由は、素人補修が逆に悪化したと判断されると、かえって高い修繕費を請求されることがあるからです。色の合わないパテで埋めた跡、ズレた補修テープなどは、プロから見ると「直す手間が増えた」状態になりえます。
補修すべきか・放置すべきかは傷の種類で変わります。画びょうの穴のようにそもそも貸主負担で直さなくていいものまで補修するのは、ただの自爆です。線引きは退去前の壁の穴・画びょう跡はDIY補修すべき?にまとめています。
NG3:立会いでその場でサインする
退去立会いで担当者に金額を提示され、その場で精算書にサインしてしまうのは典型的なNGです。
署名は「金額に合意した」証拠になり、後からの交渉が一気に不利になります。経年劣化まで借主負担にされた請求でも、サイン後では覆すのが難しくなります。
納得できない項目があれば「持ち帰って確認します」で構いません。即決を迫る担当者ほど、不当な項目が混じっている可能性があります。立会いの注意点は退去立会いの注意点で詳しく解説しています。
NG4:ゴミ・私物を残したまま退去する
「最後に業者が片づけるだろう」とゴミや私物を残して退去するのは、追加費用を招くNGです。
残置物があると、その処分費を別途請求されます。特に冷蔵庫・洗濯機などの大型家電を「置いていけばいい」と残すと、リサイクル費+運搬費でまとまった金額になります。
退去前に出る不用品は、計画的に処分しておくのが鉄則です。大型家電の捨て方は冷蔵庫・洗濯機の処分方法5つ、不用品全般を安く処分するコツは不用品回収を安くする方法7選にまとめています。
💡 残すと「処分費+手間賃」で割高になる 自分で自治体ルートや相見積もりで処分すれば数千円で済むものが、残置すると貸主側の業者価格で請求されがちです。
NG5:入居時の写真を撮っていない
これは退去の「直前」ではなく入居時の話ですが、入居時の写真がないと退去で必ず不利になるため、最大級のNGとして挙げます。
入居時の記録がないと、もともとあった傷まで「あなたがつけた」とされかねません。逆に写真が1枚あれば「入居時からありました」と即座に反論できます。
これから入居する人・入居して間もない人は、今すぐ部屋の状態を撮っておいてください。記録のしかたは入居時チェックシートの正しい書き方で解説しています。
NG6:退去前の掃除をまったくしない
「どうせ業者がクリーニングするから」と掃除をまったくせずに退去するのもNGです。
借主が通常の掃除を怠った結果として余計に必要になった清掃(こびりついた油汚れ、放置したカビなど)は、借主負担になりえます。最低限の掃除をしておくだけで、この「掃除を怠った分の追加請求」を防げます。
どこまで自分でやればいいかの線引きは退去前の掃除はどこまで自分でやる?にまとめています。完璧を目指す必要はなく、通常の掃除でじゅうぶんです。
NG7:消毒・抗菌オプションを言われるまま払う
退去や入居の精算で「消毒費用」「抗菌コート」などを提示され、言われるまま払ってしまうのもNGです。
これらは多くの場合任意のオプションで、断れるものです。必須だと思い込んで払うと、不要な1〜2万円を負担することになります。詳しくは賃貸の消毒・消臭・抗菌費用は断れる?を確認してください。
NG8:ライフライン・住所変更を退去日に合わせない
退去の段取りで見落としがちなのが電気・ガス・水道の停止や住所変更の手配を後回しにすることです。
退去日にガスの閉栓立会いが間に合わない、退去後も電気代が発生し続ける、郵便物が旧住所に届き続ける——こうした「手続き漏れ」も地味な損につながります。
ライフラインの止める順番は引越しの電気・ガス・水道の手続き完全ガイド、住所変更の漏れ防止は引越しの住所変更手続き完全リストにまとめています。
NG9:引越し業者・不用品回収を1社の言い値で頼む
最後は引越しや不用品回収を相見積もりせず1社の言い値で頼むことです。
引越し代も不用品回収費も定価がなく、1社だけで決めると相場の倍を払うことがあります。同じ量・同じ作業でも、複数社で比べるだけで数万円差がつくのは普通です。
引越し見積もりのコツは引越し見積もりの相場と安くするコツ、不用品回収業者の見抜き方は不用品回収業者の見抜き方にまとめています。
退去前NG行動チェックリスト
退去前に、次の項目に1つでも「やってしまっている」がないか確認してください。
- 退去予告を後回しにしていないか(記録の残る形で出したか)
- 壁の穴・傷を自己流で雑に補修していないか
- 立会いでその場でサインしようとしていないか
- ゴミ・私物・大型家電を残そうとしていないか
- 入居時の写真を撮っているか
- 退去前の通常清掃をしたか
- 消毒・抗菌オプションを必須だと思い込んでいないか
- ライフライン停止・住所変更を退去日に合わせたか
- 引越し・不用品回収を相見積もりしたか
よくある質問(FAQ)
Q. 退去前にやってはいけないことで、一番損が大きいのはどれですか?
A. 退去予告の遅れです。1か月前予告の物件で連絡が遅れると、住んでいない部屋の家賃が満額発生します。金額のインパクトが最も大きいので、引越しが決まったら真っ先に退去予告を出してください。
Q. 壁の傷は退去前に直したほうがいいですか?
A. 傷の種類によります。画びょうの穴など貸主負担の経年劣化は直す必要がなく、自己流の雑な補修はかえって高くつくことがあります。詳しくは壁の穴のDIY記事を確認してください。
Q. 退去前に掃除をしないとどうなりますか?
A. 通常清掃を怠った結果として余計に必要になった清掃費は借主負担になりえます。完璧でなくていいので、水回り・キッチン・床の通常清掃はしておきましょう。
まとめ|「やってはいけないこと」を避けるだけで損は減る
退去で損する人の多くは、知識不足で「やってはいけないこと」を踏んでいるだけです。
- 退去予告の遅れが最大の損。引越しが決まったら真っ先に通知
- 自己流の雑な補修・即サイン・残置物は追加費用を招く
- 入居時の記録・通常清掃・相見積もりで防げる損は確実に防ぐ
やるべきことを完璧にこなすより、やってはいけないことを避けるほうが簡単で効果的です。退去全体の段取りは退去〜入居 完全ロードマップに、退去費用の相場は退去費用の相場を間取り別に総まとめにまとめています。あわせて読めば、退去で損する余地はほぼなくなります。
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同じ量でも業者によって料金は大きく変わります。一括見積もりで複数社を比べるのが、損をしない一番の近道です。
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